遡ること12年前。
私は、英語、国語、数1A、公民、歴史の5科目で行ける公立大学を目指していました。
1月中旬、センター試験。
科目は理科総合A。
志望校に必要ないので理科科目は全く勉強してませんでしたが、教科書すら読んだことのない過去問も1回も解いたことない理科総合Aを受けてみました。
科目は数2B。
こちらも志望校に必要ないので一瞬たりとも勉強はしていませんでしたが、何となく受けました。皆は選択問題でベクトルとかを選ぶらしいのですが、過去問を1回もやったことない私はペラペラ問題を眺め、「統計」を選びました。
科目は国語。
予想外に難しく、現代文、古文で手間取った。
残り時間はあと1分。漢文の最後の問題、考える余裕はなく適当にマークをしました。
家につき、自己採点をしました。
理科総合A、何故か80点を超えてました。
数2B、20点でした。
(統計だけ満点であとは0点。先生曰くその年の統計はセンター試験始まって以来の簡単な問題。だけど普通の受験生で統計を選ぶ人はいないそうです。)
国語、適当に答えた最後の問題は合ってました。配点は10点でした。
(漢文で1問10点の問題が出たのはセンター試験初だったそうです。)
当初目指していた公立大学は点数が足りず諦めました。
代わりに理科総合Aが使える国立大学を探し出し、県内の国立大を受けることにしました。
その大学は5教科7科目、20点の数2Bがネックになり河合塾の合格可能性は20%以下でした。
先生からは北海道か中国地方の受かる可能性が高い公立大を進められました。
でも、高校の国公立大の進学実績を上げるためだけに遠くの大学を受けるのは嫌だったので、先生の反対を押し切って県内の国立大を受けました。
受かりました。
私が受けた学部はなぜか倍率が1.3倍くらいという奇跡の低さでした。
(次の年は10倍になってました。)
そして後から成績開示をすると、合格者42人中41番。
合格のボーダーラインをわずか2点だけ上回っていました。
いろんな選択がことごとく上手く行った、まさに奇跡。
なんとなく理科総合Aを受けてなければ落ちてた。
なんとなく数2Bを受けてしかも統計を選ばなければ落ちてた。
漢文の最後の問題が間違っていたら落ちてた。
漢文の最後の問題の配点が10点じゃなかったら落ちてた。
人生いろいろ。
本気で好きになった人は、彼氏持ちだった。
意を決して告白したけど、振られた。
ショックで1ヶ月立ち直れなかった。死にたくなった。
だけど今は立ち直った。
新卒で入った会社。
仕事内容自体はめちゃくちゃ楽しかったけど、やめた。
今の会社は給料はいいけど面白くない。
でも後悔はしてない。今の環境で必死に頑張ろう。
たった一つの選択で大きく変わるかもしれない人生。
これだ!と思って選んだ選択肢が不正解で、後から後悔するかもしれない。
適当に選んだ選択肢が実は正解で、ものすごく上手くいくかもしれない。
「あの時別の高校に行ってたらどうなってたんだろう?」
「あの時付き合ってた彼女と結婚してたらどうなってたんだろう?」
「あの時内定をもらっていた別の会社に就職したらどうなってたんだろう?」
もちろん過去を振り返ることは必要。
時には後悔することがあるかもしれない。
でも、「今、自分の歩んでいる人生こそが最高の道!!」と思えるように、一瞬一瞬を全力で、考えて、悩んで、楽しく、必死に生きていこう。
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